さいたま市の屋根屋が教える|雪が原因で起こる雨漏りの仕組みと予防方法とは…


そもそも何故、雨漏りするの?




屋根は、屋根材(瓦・スレート・ガルバなど)だけで防水しているわけではなく、
その下にある「ルーフィング(防水シート)」が本当の防水層になっています。
通常、屋根材の隙間から水が入り込んでも➡ ルーフィングが水を受け止め➡ 軒先へ排水される仕組みです。
しかし、
・ルーフィングの経年劣化
・破れ
・釘穴の広がり
・重ね部分の劣化
などが起きていると、ルーフィングを通過し、野地板 ➡天井へと浸透し雨漏りになります。
特に積雪時は、
✅ 長時間水が屋根に留まる
✅ 凍結で水の逃げ道が塞がる
ため、通常の雨より雨漏りが起きやすくなります。
瓦屋根の場合

瓦屋根は構造上、瓦の下に防水シート(ルーフィング)があり、通常は多少水が入り込んでも内部に雨漏りしない仕組みです。しかし積雪時、軒先に溶けた雪が再凍結して氷の壁(氷 dam)ができると、水が逆流して瓦の隙間から内部へ侵入します。さらに防水シートが経年劣化していると、水が室内側へ到達し雨漏りが発生します。古い住宅ほど積雪時の雨漏りが起きやすい傾向があります。
コロニアルスレート屋根の場合
スレート屋根は瓦よりも軽量ですが、屋根材の重なり部分から水が入りやすい特徴があります。積雪後、雪解け水が凍結して流れを止めると、水が逆流し屋根材の隙間や釘穴から内部へ侵入します。さらに塗装劣化で防水性が落ちていると、吸水しやすくなり雨漏りのリスクが高まります。スレート屋根は積雪時の雨漏り相談が比較的多い屋根材です。


ガルバリウム銅板屋根は大丈夫?


ガルバリウム鋼板屋根は継ぎ目が少なく、防水性が高いため雨漏りは起きにくい屋根材です。ただし安心とは言い切れず、屋根の継ぎ目部分やビス周り、防水処理の劣化、施工不良がある場合には、積雪時の逆流によって雨漏りが発生することがあります。
予防方法とは・・・?
積雪による雨漏りを防ぐためには、前記事でもお伝えしたように雪止め金具の取付や、雨樋の詰まりや破損の事前確認が重要になります。屋根材のズレや割れ、防水層であるルーフィングの劣化を早期に発見するためにも、定期的な屋根点検やメンテナンスを行うことが効果的です。また、雨樋の排水機能を維持することで雪解け水の滞留を防ぎ、雨漏りリスクを軽減できます。被害が出てから修理するのではなく、事前の点検と対策こそが、大切な住まいを長く守るための最も確実な方法といえます。
主なチェックポイント
✅瓦屋根の場合➡︎瓦のズレ、割れ ルーフィングの損傷具合 漆喰部の破損
✅コロニアルスレート屋根の場合➡︎スレート材の破損 棟板金の浮き、剥がれ
✅トタン屋根の場合➡︎トタン部のサビ、穴あき 継ぎ目の損傷具合


埼玉県は積雪量も比較的少なく、雪による被害も多い地域ではありません。しかし、万が一のトラブルに備えた事前対策が大切な住まいを守るポイントになります。寒い日が続きますので、皆さまもどうぞお身体に気をつけてお過ごしください‼︎










