【さいたま市の屋根屋が教える】屋根の寿命を決めるルーフィングの選び方|940から最新素材まで徹底比較


目次
ルーフィングって?
家を雨漏りから守る「最後の砦」、それが屋根材の下に敷かれる防水シート「ルーフィング(下葺き材)」です。
屋根が完成すると見えなくなりますが、実は外装材よりも住まいの寿命を左右する重要部材。
今回は、プロの現場で実際に使われている代表的な4種類を、
「ライフプランに合わせた選び方」の視点で徹底解説します。
1. アスファルトルーフィング940




【信頼と実績】日本の住まいを支え続ける「スタンダード防水」
JIS規格(JIS A 6005)に適合した、日本の住宅史上、最も施工実績が多い防水シートです。
- 特徴: 高品質な原紙にアスファルトを浸透・被覆。長年愛用される「王道」の素材です。
- メリット:
抜群の施工性: 全ての職人が熟知している素材のため、施工ミスが起こりにくく、安定した品質を提供できます。
圧倒的なコストパフォーマンス: 予算を抑えつつ、確実な防水性能を確保できるため、定期的な外装メンテナンスを計画されている方に最適です。 - 寿命: 約10年〜15年
- 普及率: 約20%(今なお多くの現場で選ばれる信頼の指標です)
- プロの視点: 「10〜15年サイクルで屋根の点検・塗り替えを行う」という住宅管理の基本に忠実な方にとって、最も合理的な選択肢と言えます。
2. 改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)




【耐久性重視】柔軟なゴムが釘穴を密閉
アスファルトにポリマーや合成ゴムを配合し、強度を格段に高めた高性能シートです。
- 特徴: ゴム特有の柔軟性により、温度変化による伸縮にも柔軟に対応します。
- メリット: 最大の特徴は「自己シール性」。釘やタッカーの穴をゴムが締め付けるように密着し、雨水の侵入を強固に防ぎます。
- 寿命: 約20年〜30年
- 普及率: 約60%
- プロの視点: 次回のメンテナンスまでの期間を長く取りたい、という長期スパンでの安心を求める方に選ばれています。
3. 粘着層付ルーフィング(粘着ゴムアス)






【強風・災害対策】下地に吸着するシールタイプ
裏面全体が強力な粘着剤になっており、下地(野地板)に直接貼り付けるタイプです。
- 特徴: 釘を一切使わずに施工が可能。
- メリット: 釘穴自体を作らないため防水性が極めて高く、台風などの強風時にもシートがめくれるリスクがほとんどありません。
- 寿命: 約20年〜30年
- 普及率: 約10%
- プロの視点: カバー工法(既存の屋根への重ね葺き)や、沿岸部などの強風地域において非常に高い信頼性を発揮します。
4. 透湿ルーフィング



【構造維持】湿気を逃がし、木材を健やかに保つ
最新テクノロジーを用いた、湿気(蒸気)は通すが水は通さない特殊シートです。
- 特徴: 屋根裏の湿気を外に逃がす「透湿性」を備えています。
- メリット: 野地板の腐朽を防ぎ、住まいの骨組みを長期にわたって乾燥状態に保ちます。
- 寿命: 約30年〜50年
- 普及率: 5%未満
- プロの視点: 長期優良住宅や資産価値を長く保ちたい邸宅に向けた、ハイエンドな選択肢です。
総合比較まとめ:あなたに最適なルーフィングは?
| 種類 | 期待寿命 | コスト | おすすめのライフプラン |
|---|---|---|---|
| 940(標準) | 10〜15年 | ★☆☆ | 10〜15年ごとに点検・補修を欠かさない方 |
| ゴムアス | 20〜30年 | ★★☆ | 一度の工事で長く持たせたい方 |
| 粘着層付 | 20〜30年 | ★★★ | 台風対策やカバー工法を検討中の方 |
| 透湿タイプ | 30〜50年 | ★★★ | 構造体の健康寿命を最優先する方 |
結論:大切なのは「素材」と「メンテナンス計画」の合致
「高い素材を使えば一生安心」というわけではありません。
安価で実績のあるアスファルトルーフィング940であっても、
プロが正しく施工し、適切なサイクルでメンテナンスを行えば、お住まいを末長く守ることは十分に可能です。
住まい修善本舗さいたまでは、お客様の「この家にあと何年住むか」「次の修繕予算をどう考えるか」
というライフプランを第一に考え、プロの目線から最適なご提案をさせていただきます。
「今の屋根の状態を見てほしい」「うちにはどのシートが合うの?」
といったご相談も随時承っております。お気軽にお問い合わせください‼︎









