火災保険は風災・雹災にも使える?さいたま市の屋根修繕会社が正確に解説します

目次

はじめに

こんにちは‼︎
さいたま市を中心に活動しています「リフォーム専門店」の住まい修繕本舗さいたまと申します‼︎

火災保険って、火事のときだけ使えるんじゃないの?
そう思っている方は、実はとても多いです。でも実際は違います。
台風・強風・雹(ひょう)による住宅への被害も、火災保険の補償対象になる場合があります。
一方で最近、「火災保険を使って無料で修理できる」と訪問してくる業者が全国的に増えています。
国民生活センターへの相談件数も増え続けており、なかにはトラブルに発展するケースも少なくありません。
何が正しくて、何がダメなのか屋根・外壁修繕に携わる立場から、正直にお伝えします。

火災保険で補償される自然災害とは

多くの火災保険では、以下の3つの災害が基本補償としてセットになっています。

風災(ふうさい)
台風・竜巻・突風など、強い風による建物や家財への被害が対象です。
目安は最大瞬間風速20m/s以上。
気象庁のウェブサイトで過去の風速データを確認できるので、「あの台風のとき本当に20m/s超えていたか
も後から調べることができます。
適用される被害の例としては、こんなものがあります。
• 強風で屋根の瓦がズレた・飛ばされた
• 台風でスレートが浮いた・割れた
• 暴風で雨樋が外れた・変形した
• 飛来物が当たり、外壁や窓ガラスが割れた
• 台風の吹き付け雨が屋内に入り込んだ

ちなみに「吹きつける水は風災、床下からの水は水災」と覚えると整理しやすいです。

雹災(ひょうさい)
直径5mm以上の氷の粒、いわゆる「」が降って住宅に損害を与えた場合が対象です。
大きいものではゴルフボールほどになることもあり、
カーポートの波板を突き破ったり、スレート屋根に無数のひびを入れたりすることがあります。
雹は主に5〜6月と10月に多く発生します。
• 雹が当たり屋根材(スレート・瓦)にひびが入った
• 雹で天窓が割れた
• 雹で雨樋やカーポートが破損した
• 雹による屋根の損傷から雨漏りが発生した

雪災(せつさい)
積雪の重みで屋根や雨樋が壊れた場合、また雪崩による被害も対象になります。

火災保険が適用されないケース

火災保険はあくまで「突発的な災害による被害」を補うものです。以下のようなケースは、原則として対象外になります。

経年劣化による損傷
築年数とともに自然に傷んだ箇所は、補償されません。「台風のあとに雨漏りした」という場合でも、保険会社の鑑定人が現地を調査して、風災が原因か経年劣化が原因かを見極めます。
たとえば、もともと錆びていた金属部分が強風で剥がれた場合、「経年劣化が根本原因」と判断されて適用されないことがあります。このあたりの判断は思ったよりシビアです。

施工不良による損傷
工事ミスによる雨漏りや破損は、建築業者の責任範囲です。保険ではなく、施工した業者への問い合わせが先になります。

免責金額以下の損害
契約時に設定された免責金額(自己負担額)を下回る損害には、保険金が支払われません。

申請期限を過ぎたもの
火災保険の申請期限は、損害発生から原則3年以内です。「そういえばあのとき屋根が…」と思い出したら、まず期限を確認してみてください。

急増している「申請代行業者」のトラブル

何が起きているのか
自然災害のたびに、「火災保険を使えば無料で修理できます」と訪問してくる業者が増えています。
一見すると親切に聞こえますが、国民生活センターの発表では、
こうした業者とのトラブルが2008年から2017年の間に30倍以上増加しています。
消費者庁も、特定商取引法違反のおそれがあるとして複数の業者に行政指導を行っています。

実際に起きているトラブルの例
国民生活センターが公表している相談事例から、2つご紹介します。

ケース1
「保険で修繕できる」と訪問を受け、業者が屋根・雨樋・外壁・外構などを点検。合計260万円の見積書が出てきたので申請したところ、保険会社の承認額は14万円だった。工事を断ると「診断費用を払え」と言われた。

ケース2
業者がすべての申請手続きを行い、「保険会社には私たちの存在を伝えないでほしい」と言われた。保険金が下りなかったため工事をやめようとしたら、契約書に記載のない違約金として給付金の5割を請求された。

合法と違法の境界線
ここが多くの方に混乱されているポイントです。
違法になる「申請代行」
弁護士以外の第三者が、保険会社への申請をすべて本人に代わって行うことは、保険法に抵触する可能性があります。
すべてこちらでやります」「お客様は何もしなくていいです」というセールストークは要注意のサインです。

合法な「申請サポート」
現地調査・写真撮影・書類作成のお手伝いは問題ありません。
ただし、保険会社への申請は契約者本人が行う必要があります。

こんなセールストークが出てきたら、一度立ち止まってください。
• 「保険で全額タダになります」
• 「うちが全部やるので何もしなくていい」
• 「保険会社には私たちのことを言わないで」
• その場での即決を強く求めてくる

自分で申請するときの流れ

難しそうに思えますが、手順は意外とシンプルです。
1. 被害箇所の写真を撮っておく — 台風・雹の直後に記録しておくことが大切です
2. 加入している保険会社または代理店に連絡する
3. 必要書類を準備する — 保険金請求書、修理見積書、被害箇所の写真など
4. 保険会社の鑑定人が現地調査に来る
5. 審査を経て保険金が支払われる

わからないことがあれば、まず加入している保険代理店に相談するのが一番確実です。

屋根の状態が気になる方へ

住まい修繕本舗さいたまでは、無料の現地調査を行っています。
申請の代行は行っておらず、「本当に保険が使える状態かどうか」を正直にお伝えします。
修理が必要かどうかだけ確認したい」という相談でも構いません。

まとめ

火災保険は、台風・雹・雪による住宅被害にも使える保険です。
ただし経年劣化は対象外で、申請は原則として契約者本人が行う必要があります。
保険で無料に」という言葉で訪問してくる業者が増えている今だからこそ、
正しい知識を持っておくことが、余計なトラブルを防ぐ一番の方法だと思っています。
何か気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

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